アダルト期の次に長くなるシニア期ですが近年ではワンちゃん達の長寿化が進みアダルト期よりシニア期の方が長くなるような子も多くなってきました。

7歳以降はシニアとひとまとめにされがちですが、人間齢に換算すると小型犬でも1年に4歳づつ歳を取っていきます。(大型犬はもっと早いスピードで老化します)

そのため個人的には11歳以降はハイシニア期(老犬期)と区別してそれまでの食事を見直してあげるべきと考えています。

アダルト期に比べ全身的な老化が進み筋肉量が落ちてくるシニア期ではより良質なタンパク質を取ることが理想的です。また関節や骨も弱くなってきますのでグルコサミン等を摂取できるとなおいいでしょう。新陳代謝も落ちてくるため低カロリーで太りにくい食事をすすめる場合もあります。ですが過度な体重増加以外はあまり神経質になる必要はありません。むしろ万が一病気をしてしまった場合、数日の間にみるみる体重が落ちてしまいますので多少が肉付きがよく体格がしっかりしている子の方が病気を乗り越えられるケースが多々あります。

そこで今回はシニア期でも食べやすく栄養価も高いプレミアムドッグフードの中から動物看護師目線でおススメしたいフードをピックアップしました!

皆さまのフード選びにお役立て頂けたら幸いです

先ず簡単に『プレミアムドッグフード』としての条件ををいくつかあげてみましょう。

  1. 1キロあたり2000円以上の価格帯のもの
  2. 無添加である事
  3. 良質な肉や魚などが30~70%をしめているもの
  4. 天然素材が使われており人でも食べることができる
  5. 国産、もしくは基準が厳しい国で生産されている事(カナダやニュージーランド等)

市販のフードよりお高くなりますがその分良質な素材が使われていることは間違いありません。特に格安で売られているような市販のフードの中には本来廃棄するべきである粗悪な肉や素材を使っているものが多く存在しています

少なくても1キロあたり1000円は切らないよう注意してみましょう。
またプレミアムフードを謳っている商品の中にも粗悪なものは紛れています
現にある特定のプレミアムドッグフードを食べさせている患者様の多くに肝数値の上昇が認められ使用を控えてもらうようお話しているような物もあります。

なお今までのフードと混ぜながら少しずつ新しいフードの割合を増やしていくと消化器官に大きな負担なく移行できるかと思います♪

以上を踏まえてご紹介させて頂きます

ピッコロ

プレミアムドッグフードの中では珍しいシニアステージ専用のこちらのフード。

チキンとサーモンが全体の70%を占め、良質なタンパク質が豊富に含まれています。

また関節や骨格のケアのためグルコサミンやコンドロイチンも含有されているのが特長で、ペット先進国であるイギリスにて製造されています。

グレインフリーのため皮膚や消化器系がデリケートなワンちゃんにもおすすめで、更にハーブや果物もふんだんに使用されているため老化による被毛の傷みも改善が期待できます。また前述した通り低カロリー、低脂肪食となっています。もし体重が落ちてくるようであればトッピングをプラスして与えてみてください。栄養素はシニアステージ専用なだけあって申し分ありません。ハイシニア期に入り歯肉炎や歯の抜け落ちによる食べにくさが出てくるようであれば是非ふやかしてからあげてみてくださいね

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YumYumYum!(ヤムヤムヤム)

グリーンドッグが出す完全国産のプレミアムドッグフードのYumYumYum!は元々オールステージに対応していましたが、この度シニア専用の新しいフードが発売されました。

国産の良質な素材を使用して作られていた従来のフードにプラスして、低カロリー、低脂肪で作られておりなんと40%近く脂肪分がカットされているようです。

また皮膚のバリア機能を高めるオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸に加え、関節ケアのためのグルコサミンにコンドロイチン、そしてシニア期に非常に多い腎不全に考慮しナトリウムとリンが控えめになっており、シニア期のフードとして抑えておきたいポイントを網羅した仕様になっています。

また通常ドライにプラスしてやわらかドライタイプがある点は今まで同様なためシニア期からハイシニア期にかけてやわらかタイプへ移行してもいいかもしれません。 

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ブッチ

国内より審査基準が厳格であるニュージーランド産の素材を使用しているブッチはプレミアムドッグフードの中でも珍しい生ペットフードとなっています。

見た目はさながら魚肉ソーセージのようになっていて必要な分だけをスライス、残りは専用のキャップを使用し冷蔵庫で衛生的に保存することが可能です。

ブラック、ホワイト、ブルーの3種がありそれぞれ使用されている肉の種類や成分が異なります。共通しているのはグルテン、グレインフリーになっており人口添加物は使用されていないこと。オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸が含有され皮膚や消化器にも配慮されていること。そして一番大きいのは生肉と同様に水分量が70%に調節されておりシニア期でも食べやすく消化しやすい作りになっている点です。

ブッチであればハイシニア期でも与えやすいように思います。

逆に咀嚼によって得られる満腹感はあまりないように思いますのでシニア期前半はドライフードと併用されてもいいかもしれませんね。

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いかがでしたか?
ワンちゃん達にとって人生最大の楽しみと言っても過言ではない食事。
どんなに栄養素が素晴らしくてもワンちゃん達が喜んで楽しく食べてくれなければ何も意味はないのです。

特にハイシニア期となると食べてくれるという事自体がとても重要で病気をした時に乗り越えられるだけの体力を普段の食事からしっかりと作っておかなければなりません。

15歳前後まできたらあまり難しい事は考えず本人が喜ぶものを与えてあげましょう。ご紹介したフード等とおやつを併用していただいても構いません。

お別れのその時まで楽しみがある素敵ワンライフを送ることができるよう目をくばってあげてくださいね

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